医師会ニュース

医師会ニュース

2019年11月06日

第16回地域包括医療連携研修会を開催しました

OPEN

第16回地域包括医療連携研修会を開催しました

サムネイルをクリックすると拡大画像を表示

令和元年11月6日(木)、尾道市立市民病院にて、第16回地域包括医療連携研修会を開催しました。今回の研修会では、ARONJ(骨吸収抑制薬関連顎骨壊死)をテーマに、次の演題にてご講演いただきました。

【演題1】ARONJについて
【講 師】尾道総合病院 歯科口腔外科 伊藤 翼 先生
【演題2】「地域でケアする骨粗鬆症を目指して。日常診療で気を付けることは。」
【講 師】医療法人 沖本クリニック 院長 沖本 信和 先生

昨今、骨粗鬆症治療に非常に有用なビスフォスフォネート製剤使用にあたって、顎骨壊死の発症をいかに予防するかが問題となっております。そこで、尾道総合病院 歯科口腔外科の伊藤翼先生にARONJについて、症例写真を交えつつお話いただきました。そして、呉市医師会からは沖本信和先生をお招きし、呉市医師会と呉市歯科医師会が綿密に連携し、先進的に取り組んで成果を上げておられる方式についてお話いただきました。医科歯科だけでなく、薬科、行政と連携し、骨粗鬆症の治療の継続と発症を予防するネットワークの充実した運用に繋げておられます。ここ尾道でも医科歯科薬科で問題点の共有および同様の連携を目指し、今回の研修会開催のはこびとなった次第ですが、多くの方にご参加いただき、大変充実した内容の研修会となりました。